パニック障害はなぜ起こるのか

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原理・仕組み

脳のシステムに異常をきたす

人間の脳みそには中枢神経を構成する器官の中の一つの脳幹という部位があって、さらにその中の神経核のひとつに、青斑核というものがありす。この青斑核にはノルアドレナリンという分泌液があって、これが私たちが生活する上でとても大切なものになります。なぜなら、これは人間が日々感じるストレスを和らげてくれたり、命の危険を感じたときに、警告を出して教えてくれるといった役割を担っている、とても重要な機関だからです。この青斑核のノルアドレナリン分泌システムによって、私たち人間は'本能'という形で脳みそ様に様々な危険から身を守って頂いているのです。しかし、この本来ならば守ってくれるはずのシステムが、誤作動を起こしてしまって、危険とは無縁の場合に、危険だという信号を出してしまう。または、実際に起きている身の危険とはかけ離れたレベルで警告を出してしまう。それによて、身体にいろいろな、症状が出てしまう。これがパニック障害を引き起こす、主な仕組みになります。では、なぜ、ノルアドレナリンが異常分泌してしまうのか?というところの原因は、実はすべて解明されているわけではありませんが、精神的な面が大きく関わっていると言われています。

原因

強いストレスが原因

ストレスがパニック障害に直接関係しているかどうかということは、意見が分かれているとことなのですが、実際に発症した方を見てみると、ストレスを感じやすかったり、上手に発散できない方が多いという結果が出ています。具体的には、涙もろくて感受性が豊かな人や潔癖で完全主義の方、必要以上に回りに気を使いすぎる方などがそれに当たり、同じストレスでも、うまく解消するのが苦手な方は要注意と言えるでしょう。 兎にも角にも、ストレスをためる事は、パニック障害に限らず、体にいい事は何もないので、心当たりのある方は、意識的にストレスをためない方法を考え、見つける事が大切になってくると思います。

トラウマや喪失体験が原因

幼い頃に受けた虐待などの心の傷や身内に起こった不幸による喪失体験、そのほかにも、大切な人との死別や離婚といった経験をお持ちの方は発症しやすいという報告もあります。これは、そのとき感じた強いストレスを、脳が記憶していて、それに近い状況や、言葉、場所様々なものが引き金となって起こるものと考えられています。しかしこれはあくまでも一例で、こういった体験を全く経験してこなかった方もパニック障害患者の中にはたくさんいらっしゃいます。

遺伝によるケース

幼い頃に受けた虐待などの心の傷や身内に起こった不幸による喪失体験、そのほかにも、大切な人との死別や離婚といった経験をお持ちの方は発症しやすいという報告もあります。これは、そのとき感じた強いストレスを、脳が記憶していて、それに近い状況や、言葉、場所様々なものが引き金となって起こるものと考えられています。しかしこれはあくまでも一例で、こういった体験を全く経験してこなかった方もパニック障害患者の中にはたくさんいらっしゃいます。

カフェイン・アルコール・ニコチンの多量摂取

今までに、カフェインはパニック発作を引き起こす原因物質のひとつだと、様々なところで言われてきました。これは、カフェインには脳内にあるアデノシンという神経伝達物質の働きを無効にしてしまう作用があると言われており、アデノシンには、パニック障害の原因と考えられているルノアドレナリンにブレーキをかける役割があるために、それがオアニック障害を誘発する事になると考えられています。また,アルコールやニコチンには抗不安作用が含まれており、それが、結果、強い不安に悩まされているパニック障害患者に飲酒者や喫煙者が多い結果につながっていると考えられます。しかし、アルコールやニコチンに含まれる抗不安作用は一時的なもので、リバウンドがきて症状が悪化したり、逆にアルコールやニコチンに頼ってしまい、いつのまにかアルコール依存症になってしまったりと、何の解決にもつながりませんので、お勧めできません。この他にも、二酸化炭素を含んだ炭酸飲料や、経口避妊薬、気管支拡張剤などの薬が引き金の原因になりうる可能性を持っているといわれているので、多量摂取には注意が必要です。

疲労や睡眠不足、環境の変化

パニック障害は、精神的疲労や肉体疲労、睡眠不足などによっても発症する危険性があると考えられています。残業などによる長い時間のデスクワークや、急激で過度の運動やトレーニング等で疲労が続くと、血行が悪くなって、疲労物質である乳酸がたまります。この乳酸が発作を誘発する原因になると考えられています。しかし逆に、運動不足の方にも、パニック障害が起きやすいというデータもあり、適度な運動は大切になってきます。 ですから、疲れを感じたときには無理せず休養をとり、乳酸をため過ぎない程度の運動を心がける事を意識して頂きたいと思います。